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2007年6月

これからどーする

この度このブログ「きむ仮説」は
livedoor blogの「不学問のススメ」に移転することになりました。

ここんところトラックバック等が正常に送信できなかったりするのと
デザインの変更を兼ねてこういった運びとなりました

これからはこれまで以上の頻度で書いていきたいと思いますので
よろしくお願いします。

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理想を求めて今日もモップがけ~プロフェッショナルより~

今回のプロフェッショナル仕事の流儀
ゲストはソムリエ 佐藤陽一さん

日本大会で1位を獲り
世界にも名を轟かせるソムリエである

***

佐藤さんは有名レストランで働くわけでなく
こじんまりとした小さな店を自分で経営している

サービスの本質とは何かと言うことを
突き詰めていったときに
彼の結論は独立であった

1人1人のお客に向き合うことが
彼のモットーであるが
決して愛想が良いわけではない

ワインの説明をするときも
スタジオで茂木健一郎さん、住吉美紀さんと話をしているときも
決して表情は崩さない

これは彼の考えているソムリエの役割というのが
「ワインを語ることではなく、ワインで人を幸せにすること」



ここから佐藤さんの本質が見えてくる

愛想が良くて、話が面白い
そんなソムリエがいたらたちまち話題になるだろう

しかし彼はそうはしない
客には客同士の話で盛り上がってほしいから
ソムリエはでしゃばらない
場の雰囲気をただ支える

***

世界大会では惜しくも準決勝で敗れてしまったが
まだまだ目指す高みがあるのはすばらしいと思う

ワインの熟成のようにゆっくり進んでいくのが一番よい
早歩きでもなく、遅くもなく並歩き
彼の姿勢は地道に路を踏み固めることの大切さを教えてくれた


***

自分はついこの間二十歳になったばかりなので
正直ワインなんてものはわからない

ましてや今回登場した高級なワインなんか
どんなことがあっても飲めやしないだろう

自分が働くようになって
お金を稼ぐようになったら
ぜひ行ってみたいものだ


おいしいワインを飲むためにも
ワインのようにゆっくりとだが確実に
酸敗しないように前に進んでいこうと思う

認定試験合格を目指す田辺由美のワインノート―ソムリエ、ワインアドバイザー、ワインエキスパート認定試験合格のための問題と解説 (2007年版)

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経験を積んだ新人になれ~プロフェッショナルより~

今回のプロフェッショナル  仕事の流儀
ゲストは宮大工 菊池恭二さん

菊池さんは昭和の匠
西岡常一氏から技を受け継いだ日本屈指の宮大工であり
彼に作り出す屋根の反りは美しいと評判

***

彼の技は技術ではなく
感覚から生み出されている

理論、理屈が重要視される中
伝統として受け継がれている感覚で勝負をするのが匠である

しかし彼の人生決して平坦だったわけではない

西岡氏から独立して
順調に仕事をしている最中に事故は起こり
6700万円もの木材を火事で失った


一瞬にして彼は暗い穴のどん底につき落とされた
あまりにも突然の出来事で泣くこともできなかったらしい


しかしいつまでも引きずっていられない
自分のプライド、家族、他の職人たちのためにも
彼はすぐに作業を再開した

結果的に抱えていた4件の仕事を無事やり遂げた


***


不幸の穴は誰の人生にも口を開けて待っている
それは人によっては浅いかもしれないし、深いかもしれないが
這い上がってこなければ終わってしまう

プロフェッショナルの人々は
少なからずそういった経験をしているのだろう

他人では妥協し、ドロップアウトしたくなる場面でも
決して逃げない姿勢が人を高みへと
連れて行ってくれるのだろう


年を重ねるとリスクを避けたがるが
一歩上がった景色を見るために
何事にも恐れぬ姿勢が必要だ

菊池さんが最後に言った
「プロフェッショナルとは常に新人であること」が
全てを物語っている

宮大工棟梁・西岡常一 「口伝」の重み

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文庫本のかたちのフリーペーパー

今巷では再び「ゲド戦記」が話題になっている

なぜ今になって話題になっているかというと
7月4日の「ゲド戦記」DVD発売に先駆け
「ゲド戦記」の楽しみ方をフリーペーパーとして配布しているからだ

しかし、ただのフリーペーパーでは
そこまで話題に上がることもないのに
どうしてここまで注目されているのかというと
今回の日記のタイトルにあるように
「文庫本のかたちのフリーペーパー」であるからだ

明らかに見た目は文庫本でありしかもデザインも全3色と
無料と知らなければ買ってしまいそうである
(実際にレジまで持っていってしまった人がいるとか)

20070610








●「ゲド戦記を読む。」全部で赤・黄・青・黒・ピンクの全5色

200706101_1













●なんとデザインは以前プロフェッショナルで取り上げられた佐藤可士和さん



***

しかし上記の理由だけが人々を惹き付けているのではなく
今回のこの「ゲド戦記を読む。」に
コメントを寄せている方々の顔ぶれがすごいからだろう

一部を挙げると
糸井重里さん、中沢新一さん、
河合隼雄さん、中村うさぎさんなど

そんな中一際目立つのが
宮崎駿さんである

以前プロフェッショナルで
宮崎駿さんを取り上げた時に
宮崎さんは宮崎吾朗氏の
「ゲド戦記」に対して難色を示していた

それなのにコメントを寄せているのである

しかし実際のコメントは
宮崎吾朗氏の製作した
“映画”「ゲド戦記」に対してではなく
あくまで原作の方にしているもので
決して吾朗氏の作品を認めたわけではないが

***

そんな話題性あふれる
「ゲド戦記を読む。」であるが
この広告戦略が吉とでるか凶とでるかはわからない

「ゲド戦記」は興行収入は良かったものの
一般の反響はよくなかった

自分は見ていないので「ゲド戦記」について何ともいえないが
今回もそのパターンになってしまう気がする

広告で購入意欲を掻き立てて
売り上げ数は伸びるが
実際に買った人々の反応はいまいちといったように

***

広告の力はすごい
広告によって人は簡単に揺らいでしまう

しかも今回は佐藤可志和さんのデザインに
糸井重里さんのコメントである

広告の一人歩きにならないだろうか


***


「ゲド戦記を読む。」は
ゲド戦記DVD取り扱い予定の
店舗にあるみたいなのでよかったらどうぞ

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デザインの行く先は~プロフェショナルより~

今回のプロフェッショナル 仕事の流儀
ゲストは工業・空間デザイナー 吉岡徳仁さん

彼の作品は世界から注目されており
従来のデザイナーは欧米で名を売っていくのが主流だが
彼の場合は日本発で世界に名を轟かせている

***

数ある作品の中で注目したいのが
紙で作ったイスである
わずか数cmの平面状の紙が
瞬く間にイスに変化するというもの

番組中にMCである茂木健一郎さんが
実際に座っていたが強度は驚くほど高い

なぜあそこまで強度が保たれるには理由があり
番組中にも説明があった通り
ハチの巣の構造を真似ているためである

ハチの巣の構造は正六角形の図形が
規則的に多数並んだものになっており
軽量であるのに耐久性が非常に高い

この構造はハニカム構造と言われ
スペースシャトルの外壁や
炭素の同素体であるカーボンナノチューブもこの構造になっている

***

番組中これに対しては
あまり彼からの言及はなかったが
このデザインこそが
彼の信念である
「未来をデザインする」
に合致するのではないかと自分は思う

今や環境問題が毎日のように叫ばれている中で
紙というリサイクル可能な素材で作られ
生命の持つすばらしさを利用したこのイスは
まさに未来に向けたメッセージである

デザイナーではない自分がこのようなことを言うのはあれだが
デザインをして終わりではなく
その後の処理を考えるところまで
思考が及ぶのが真のデザインのあり方だと思う

そういった意味で彼の作品は
自然とそこに行き着いてしまったのだろう
さすがプロフェッショナルである

彼のデザインは斬新さが注目されているが
こういった環境面からの注目と言うのも
マスメディアにお願いしたい

吉岡さんはまだ40歳と若い
これから先すばらしいデザインを
世に送り出してくれることを今から楽しみにしている

***

吉岡徳仁HP
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